長い学生生活を終え、IT企業でSEをしてます。

業務以外の部分での会社での活動や社外でやっている活動、セミナー等に参加しての感想やレポート、思ったことや関心のあることを中心に綴っています。

色々な人に会っての気づき、感銘を受けた本、美術展や映画の感想等も不定期的に更新していく予定です。

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2010.02.20.Sat オバマ政権発足1年が過ぎたアメリカを冷静に見てみる

R+からCOURRiER Japonの献本が届きました。

今回の目玉は、何といっても「貧困大国(アメリカ)の真実」。
オバマ大統領就任から1年経って、アメリカの抱える問題はどうなっているのかということが書いてありました。

黒人初のアメリカ大統領、演説も非常にスマートで、度々口にしていた「CHANGE」は力強く、何か変わるかもしれないと思ったのは、たぶんアメリカ人だけじゃなかったと思います。
そんな期待を背負って始まったオバマ政権ですが、色々な困難にやはりぶち当たっている報道もありました。けれど、ノーベル平和賞をもらったり、世界のリーダーとしてのイメージは未だ残っています。

そんな彼が推し進める政策の良し悪しは、まだ判断するには早い時期とは思いますが、実際にどう変化を辿っているのか、データや取材で見れたというのは非常にアメリカを冷静に見るいい素材でした。

何といっても問題はやはり失業率です。就任時より、390万人増えています。
このデータでの失業者は失業して新たに職を探しているのが1年以下の人たちで、2年前に失業した人などは含まれてないので、もっとたくさんの人が失業している状態です。

これに付随する話ですが、アメリカ唯一のセーフティネットとも言われるフードスタンプの現状についても書かれていました。
フードスタンプのカードを所有すれば、食糧配給を受けられます。具体的には、それ専用のカードをレジでかざすことで食料が購入できるものです。
これの利用者が最近、増えてきたというレポートがありました。働く意欲もなく、このカードの恩恵を受けている人も一部いるようですが、この不況で収入が下がったり、失業したりで食べることすら困難になった人たちが主な利用者です。
彼らにとって、このカードは非常に重要なセーフティネットであるものの、そのカードを所有すること自体はあまりいいイメージがなく、そのカードを持っていることを両親に言えないというような話も載っていました。
失業が深刻化すればこのカード利用者はさらに増えるのでしょうが、国がどこまでこれを支えられるのか非常に疑問です。

私自身が学生ということもあって、やはり一番響いたのは、学費や学資ローンの値上げ、そして奨学金の引き下げ、そして名門大学には金持ちが優遇されると話でした。
日本でも似たような問題や教育格差の問題はあり、それと非常に似ていると感じた半面、サブプライムローンにも関わりますが、学資ローンも証券化されていたという話はアメリカならではだなと感じました。
また、このローンの厄介なこととして、自己破産しても逃れられないものだということです。そうなると普通の借金以上に自分の首を絞めかねない制度です。これは本当にびっくりしました。

私は、両親のおかげでこうやって大学院生を続けられていますが、親の援助や理解がなければ無理だったと思っています。そういう点で両親には本当に感謝しています。
ですが、一方でやはり経済力などで教育の機会が失われるのは非常に問題だとも思っています。教育格差は世代間を連鎖していく点で、様々な格差問題の中でも特に問題視されるべきことと思っています。お金をしっかり回収するために、名門大学ではお金持ちが優遇されるなど、ここまで顕著に表れると言葉を失います。

将来への大きな投資ができない、アメリカ、そして日本の将来は大丈夫なんだろうかと思ってしまいました。

オバマ大統領の弟の自伝出版のニュースも載っていました。ケニアで生まれ育った筋金入りのワルが更生したというような話のようです。この立場にオバマ自身が立っていた場合、どうなったんだろうと思うと、人間性があるおかげで結局今のような人生に向かえたのかもしれませんが、環境に左右され、弟と同じような人生があった可能性もあるのではないかなと思ってしまいます。
そういう部分って、教育が非常に深くかかわって来ますよね。

オバマ政権よりもっと前から問題視されているアメリカの保険制度についても、結局オバマ大統領は解決となる方向へ持っていけなくて、うやむやになって結局国民を苦しめる結果を迎えそうなようです。
私もちゃんと見たわけではないのですがマイケル・ムーア監督の「シッコ」に出てくる保険で受けられる医療が変わる話など、やっぱり聞いていてつらいものがあります。この特集でも同じような話が出て来ていました。

オバマ政権はまだ続くので、これからもどう変わっていくのか、冷静にウォッチしたいなと思いました。

COURRiER Japonはいつも自分ではなかなかキャッチしない情報が出ていて非常に面白いです。
次号も読むのが楽しみです。




| 23:24 | comments(0) | Book |

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