長い学生生活を終え、IT企業でSEをしてます。

業務以外の部分での会社での活動や社外でやっている活動、セミナー等に参加しての感想やレポート、思ったことや関心のあることを中心に綴っています。

色々な人に会っての気づき、感銘を受けた本、美術展や映画の感想等も不定期的に更新していく予定です。

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2012.08.13.Mon スポンサーサイト

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2011.10.30.Sun ようやく行ってきた被災地へのボランティア

 友達がちらほら被災地へボランティアに入っていることを聞いたり、facebookやtwitterに書いているところを見て、私も何かしたいという思いが募っていたところ、ちょうど社内で被災地でのボランティアの募集があったので行ってきました。

岩手の遠野まごころネットから被災地に派遣される形で、陸前高田市気仙町上長部と大槌町でボランティアをしてきました。

一日目に行ったのは陸前高田市気仙町上長部という地区でした。
震災後で水産工場の魚が大量に流れ、それが数カ月放置され腐食が進んで、夏の頃はすごい状態だったようです。
ですが、私が行った時にはもうすっかり片付いていて、そんなだったとは想像もつかないくらい綺麗になっていて、異臭もしませんでした。
この地域は、「復旧から復興へと変わりつつある、比較的復旧が進んでいる地域」と現場のリーダーもおっしゃってました。

そこで私たちがした作業は、瓦礫などもほとんど片付いた土地をこれから畑にするために、比較的小さい瓦礫を拾い、雑草を刈ることでした。
その土地の瓦礫が取り除かれたら、土を掘り起こして畑にして、その場所にほど近い仮設住宅に住む人々がその土地で何かを育てることで、外に出るきっかけを作ろうとされているようでした。
私は、久々に鎌を持って草を刈ったり、熊手で草をかき集めたりをしました。

作業の中で感じたのは、津波で一気に潮が流れてきた土地にもまた新たな命が芽吹く可能性がある、土や自然の強さでした。
というのも雑草を除いていたら、そこにはミミズがいたり、蛙が出てきたり、色々な生き物がその陰に身を潜めていました。
瓦礫などが完全に撤去され、土を掘り返したらきっと植物が育つ土地になる希望が持てました。

私は関わらなかった作業ですが、その日の活動の一部に麦蒔きもありました。
被災地でのボランティアというと、どうしても土の掻き出しのイメージが先行してましたが、地域によって復旧の具合は異なり、そこで必要とされている支援の形も違うのだなということが分かりました。

2日目に行ったのは、大槌町での側溝の泥の掻き出し、側溝の蓋を戻すこと、そして周辺の瓦礫等を拾う作業でした。
こちらは前日と打って変わって、まだまだ復旧が進んでいない地域でした。
作業している場所のすぐ横は高い堤防があったのですが、それを越える高さの瓦礫の山、側溝の蓋はあちこちに外れたままの状態、半年以上たった今ですら津波被害の生々しさを感じるようなものがいくつもありました。

2日目の作業は1日目に比べると重労働でした。
泥も重いし、側溝で水がある分、土はさらに重さを増します。
そして比較的固い土の部分には、まだまだ色々なものが混在していて、なかなか土がほぐれません。
それでも午前中の作業で、その日の範囲とされていた側溝部分はだいぶ片付いて、午後は半分くらいの人は周りの瓦礫等の撤去にあたっていました。

大槌町には、ひょっこりひょうたん島のモデルとなった蓬莱島という島があります。
行きのバスで見た角度では、本当にひょっこりひょうたん島のような形でした。
ひょっこりひょうたん島のモデルとなった場所があるということで、12時の町内放送(音楽)はひょっこりひょうたん島の歌でした。
「苦しいこともあるだろさ 悲しいこともあるだろさ だけどボクらはくじけない 泣くのはいやだ 笑っちゃおう」
歌がついてはなかったですが、井上ひさしさんの歌詞にじーんと来てしまいました。

私たちは、こうやって自分たちの生活の合間に、瓦礫を拾ったりするお手伝いしかできないけれど、この町の方たちがひょっこりひょうたん島の音楽を毎日聞きながら、少しでも元気に、そして前向きになっていってほしいなと思います。

実際に活動したのは2日間でしたが、対照的な2つの地域に赴いて被災地復興支援のボランティアに取り組んで、被災地と一言で言えないその土地土地で、復旧の具合が違うのだということは強く痛感しました。

また、陸前高田市のボランティアの時に聞いた話ですが、多い時には遠野まごころネットだけで1日350人の人がボランティアに来ていたようです。
私たちが作業した日は、40人弱という状況でした。
あっという間に、被災地入りしてボランティアをする人の数は減っているものの、まだまだ人手が必要とのことでした。

仕事や勉学でなかなか時間を作れない人も多いかと思いますが、1回でもいいので、また短期でも構わないと思うので、被災地での支援活動にもご協力いただけたらと思います。
これから寒い冬が来て、作業自体も鈍化していってしまう気がします。
そうではない、まだ雪の降らない今の時期に、まずは1回行ってほしいです。
特に私たちのようなこれからの時代を作っていく世代にとっては、日本の未来を考える上でも非常にいい経験になるように思います。

いわゆる肉体労働だけが被災地でのボランティアではありません。
体力に自信がない人でもできることもあります。
被災地に赴く際、最低限として迷惑をかけないためにも事前の下調べを怠らずにお願いします。
私自身もこのブログを通してお伝えできることがあれば、シェアして行きたいと思っています。



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